
第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)ハンドボール競技の男子準決勝で、男子日本代表「彗星JAPAN」は9月28日(月)、エントリオでバーレーンと対戦しました。
男子代表は前半を16-16で折り返し、31-35で敗れました。
次戦は9月29日(火)17:00から、同会場での3位決定戦で、もう一方の準決勝(カタール vs 韓国)の敗者と対戦し、2010年の広州大会以来16年ぶりとなるメダル獲得を目指します。
試合結果
| チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
| 日本 | 16 | 15 | 31 |
| バーレーン | 16 | 19 | 35 |
● 大会:第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)ハンドボール競技 男子準決勝
● 日時:2026年9月28日(月)15:00
● 会場:豊田合成記念体育館 エントリオ(愛知県稲沢市)
● 日本の通算成績:3勝2敗(第5戦終了時点)
この試合のポイント
● 前半は一進一退の攻防となり、16-16の同点で折り返す
● 後半に21-20と再びリードを奪うも、中盤以降に引き離される
● 水町孝太郎が国際試合通算100得点、岩下祐太が国際試合通算50試合出場を達成
戦況レポート
前半 16-16
ニッポンコールが響く中で始まった一戦。日本は相手のミスから部井久アダム勇樹の速攻で先制すると、GK中村匠の7mスロー阻止など堅い守りから、中田航太の連続得点でリードを奪います。相手の退場を誘った蔦谷大雅が会場を沸かせ、中盤には田中大介の連続得点で9-6とし、バーレーンにタイムアウトを取らせました。
しかし、ここからバーレーンが反撃に出ます。22分に11-11と追いつかれ、26分には13-14と逆転を許しました。それでも日本は、部井久の果敢な攻めで相手選手が失格となった直後に、渡部仁が得た7mスローを中田が決めて15-16と迫ります。終了間際には吉野樹が好守からミドルシュートを決め、16-16の同点で前半を折り返しました。
速攻からの得点で会場を盛り上げた蔦谷大雅後半 15-19
後半は、中田のパスから田中がスカイプレーを決め、大きな歓声が上がります。中田、吉野と続けて退場者を出す苦しい時間帯もありましたが、田中が体を張って相手の退場を誘い、自ら得点。中田が得た7mスローを蔦谷が決めて21-20とリードを奪い返しました。
しかし、相手GKの連続セーブもあって21-23とされると、流れはバーレーンに傾きます。4点ビハインドの場面でタイムアウトを取り、直後に中田がウイングから得点するなど反撃に出ますが、残り9分となっても差は縮まりません。ハイプレスで最後まで戦ったものの追い上げることはできず、31-35で敗れました。
大会を通して高いシュート確率で得点を挙げる中田航太個人成績
得点| No. | 選手名 | 得点 | シュート数 |
| 1 | 中村 匠 | - | - |
| 5 | 中田 航太 | 8 | 9 |
| 7 | 蔦谷 大雅 | 4 | 9 |
| 8 | 櫻井 睦哉 | - | - |
| 14 | 田中 大介 | 6 | 7 |
| 15 | 部井久 アダム勇樹 | 3 | 5 |
| 18 | 市原 宗弥 | - | - |
| 19 | 杉岡 尚樹 | - | - |
| 20 | 渡部 仁 | 0 | 1 |
| 21 | 岩下 祐太 | - | - |
| 23 | 吉野 樹 | 2 | 5 |
| 24 | 後藤 隼 | 4 | 4 |
| 27 | 玉川 裕康 | - | - |
| 30 | 藤坂 尚輝 | 2 | 3 |
| 32 | 橋本 明雄 | 1 | 1 |
| 38 | 水町 孝太郎 | 1 | 3 |
ゴールキーパー| No. | 選手名 | セーブ数 | 被シュート | セーブ率 |
| 1 | 中村 匠 | 4 | 32 | 13% |
| 21 | 岩下 祐太 | 0 | 7 | 0% |
※記録は大会公式リザルトによります。「-」は記録なし。チームスタッツの詳細は上記の公式記録をご覧ください。コメント
トニー・ジェローナ監督「シュートの問題だったと思います。大事な場面で、6mシュートなどをほんのわずかな差で外してしまいました。ディフェンスでも、相手を止めるのは非常に難しかったです。バーレーンはとても強く、素晴らしいプレーを見せました。力のある選手が3人いて、さらにスペースを大きく使う大型のピヴォットもいます。私たちは体格差があり、こうした選手を抑えるのは本当に難しかった。バックプレーヤーを止めればピヴォットを止められず、ピヴォットを止めればバックプレーヤーを止められない。最後にはウイングも使われました。そうした場面で、もう少しセーブが欲しかったところです。セーブが出ない時間とシュートミスが重なったことが、最終的な4点の差になりました。
1月のアジア選手権よりは少し良くなりましたが、十分ではありませんでした。バーレーンは前回のアジア選手権の王者で、今日、私たちより一歩先を行っていることを証明しました。
もちろん、明日もチャンスはあります。今は体を、そして特に気持ちを回復させることがとても大切です。選手たちは今日、コートですべてを出し切りました。家族の前でプレーできたのは、めったにない経験です。私の仕事は、選手たちの気持ちをリフレッシュさせ、銅メダルを懸けて戦えるようにすることです。」
部井久 アダム勇樹選手「一番は、本当に悔しいというのが率直な気持ちです。バーレーンは、自分が代表に入ってから主力選手がほとんど変わっていません。お互いに何をしてくるか分かっている状態で、キーとなる2人がオフェンスを組み立ててくることはずっと分かっていました。そこに自分や、真ん中でマッチアップする選手がどれだけ勝てるかが今日のカギだと思っていたので、自分の責任として自信を持って戦いましたし、できた部分もかなりあったと思います。ただ、その後をつながれてしまうところがあり、チームとして我慢しきれなかった部分が、多く点を取られた要因だと思います。
顔を下げている暇はないので、ここから全員で銅メダルを取ることにフォーカスします。まだ少し時間があるので、リカバリーしていい準備をして、いい状態で明日またコートに立てるように頑張りたいです。」
後藤 隼選手「バックプレーヤーの選手がうまくパスを回してくれたので、シュートだけに集中でき、キーパーの動きがよく見えました。1本目が決まったので、自信を持って2本目、3本目も打てるようになりました。
後半の途中までは本当にいい勝負をしていましたが、オフェンスで少し行き詰まりました。カットインのシュートやロングシュート、僕のサイドシュートもそうですが、ああいうところをしっかり決め切らないと、こういった強豪国には勝てないと実感しました。
日本での試合で、これだけ大勢の方に応援していただけるのは、本当に自分たちの力になります。明日はメダルをかけた試合になるので、応援に応えられるように頑張りたいです。」
フォトギャラリー
試合映像
この試合のアーカイブ映像は、動画配信サービス
「U-NEXT」でご覧いただけます。
次の試合
●
9月29日(火)17:00 3位決定戦 日本 vs 韓国● 会場:豊田合成記念体育館 エントリオ(愛知県稲沢市)
● 配信:U-NEXTで配信予定(詳細は確認中です)
会場の応援が、選手の力になります。ぜひ会場で声援を届けてください。
関連リンク


