<<第18回男子世界学生ハンドボール選手権大会フランス事前合宿>>

6月27日(火) 事前合宿第4試合目

    日本代表 45 (15-12, 30- 8) 20 ARRAS(N3)

戦評
 フランスでの事前合宿最終戦ARRASとの対戦。前半の出だしに相手の長身バックプレイヤーにロングシュートを打ち込まれ連続失点するが、その後に全員で揺さぶりながらの展開から門山が2本連続でロングシュート、服部がサイドから飛び込みすぐに追いついた。チームの勢いは止まることなく、富田がポストから加点、東長濱(秀作)が独特のタイミングで相手DFを翻弄しロングシュートを決めると、前里が速攻のチャンスを生かし前半10分すぎに114とリードした.ARRASはここでタイムアウト。その後、日本チームはシュートミス、テクニカルミスを連続しARRAS5連続得点を許してしまい、ここで日本もタイムアウト。その後ARRASが門山にマンツーマンDFを試みるものの、海道のチャンスメイクでポストの富田、武田のカットイン、また、海道の隙をついたランニングシュートで得点し前半を1512で終了した。
 後半に入ると東長濱(秀作)のカットイン、速攻による連続得点、そして武田がロングシュートを打ち込むと、固い
DFから速攻で13連続得点し、日本の一方的な展開となった。後半の30分間テンポを落とすことなく攻め続けた日本チームは30点をマークし、最終スコア45-20で勝利を収めた。これまでの課題であったリズムを崩す中盤の時間帯も短い時間で修正できるようになっており、初戦のハンガリー戦に向けて良い準備ができていると言えるだろう。

選 手 前半 後半 合計
志水 0 0 0
地引 0 4 4
東長濱(作) 3 5 8
門山 2 5 7
富田 4 0 4
武田 1 1 2
中畠 0 2 2
武藤      
岸川 0 4 4
服部 1 1 2
海道 2 2 4
0 0 0
東長濱(希) 0 1 1
棚原 0 3 3
前里 2 2 4
甲斐  0 0 0
合計 15 30 45

6月26日(月) 事前合宿第3試合目

    日本代表 32 (14-13, 18-10) 23 ベルギーU21

戦評
 昨日と同じベルギーチームとの対戦。試合の立ち上がり日本チームは相手の積極的なDFに対して海道のゲームメークからタイミングの合ったコンビネーションで富田、武田らが得点、門山が7mスローを決めて前半10分で105とリードした。日本はベルギーのディスタンスシュートに対して常に警戒し、安易に打たせることなく粘り強く守った。中盤に入り、相手が門山にマンツーマンDFを仕掛けると、リズムが崩れテクニカルミスが連続、慌てた状態でのシュートミスなどでベルギーに1413と追い上げられて前半が終了した。
 後半に入り、門山を起点に武田、中畠が打ち込み、GK東が爆発的なセービングでチームを盛り上げ、徐々にベルギーを突き放した。こぼれ球を相手に拾われ得点される場面があったが、全体的には読み、運動量のあるDFから両サイドが素早く速攻にでる理想的な展開となった。試合をするごとにチームとしてのまとまりが強くなっている。明日は事前合宿最後の練習マッチである。よいイメージを持ってポーランド入りができるようがんばりたい。

選 手 前半 後半 合計
志水 0 0 0
地引      
東長濱(作)      
門山 3 6 9
富田 3 2 5
武田 3 1 4
中畠 3 5 8
武藤      
岸川      
服部 1 0 1
海道 1 1 2
0 0 0
東長濱(希)      
棚原 0 2 2
前里 0 1 1
甲斐  0 0 0
合計 14 18 32

6月25日(日) 事前合宿第2試合目

   日本代表 33 (13-11, 20-14) 25 ベルギーU21

戦評
 フランス事前合宿における第2試合目をベルギーU21チームと対戦した。スタートから非常に高い位置で321DFを仕掛けてきたベルギー、日本はポストを利用し富田が1点目を決めた後、ポストを絡めてチャンスを作るもののベルギーのGKの好セーブに阻まれなかなか得点が伸びない。ベルギーは粘り強くボールを回し、隙を突いたディスタンスシュート、ポストを利用し前半の終了間際まで1111。前半の終了間際にサイドから回りこんだ服部のロングシュート、門山のロングシュートが決まり、2点リードで前半が終了した。
 後半に入ると、序盤に日本チームのミス、退場、受身のDFになりベルギーのバックプレイヤーにテンポよくロングシュートを打ち込まれた。ベルギーに流れが渡りそうになるがスピードのある門山の4連続得点、中畠のカットイン、武田のロングシュートで常に23点リードする展開になった。途中交代した地引、海道らがコートに立ってすぐにカットイン、速攻で加点し、選手層の厚さを感じさせた。中盤以降に富田、武田を中心とした51DFが機能し相手のミスを誘い、GK志水が要所でファインセーブ、そこから速攻へつなげ、一気にベルギーを突き放し3325で勝利を収めた。

選 手 前半 後半 合計
志水 0 0 0
地引 0 1 1
東長濱(作)      
門山 3 8 11
富田 4 0 4
武田 1 3 4
中畠 3 4 7
武藤      
岸川 0 1 1
服部 2 1 3
海道 0 2 2
0 0 0
東長濱(希)      
棚原      
前里      
甲斐 0 0 0
合計 13 20 33

6月24日(土) 事前合宿第1試合目

   日本代表 32 (19-13, 13-15) 28 Hazebrouck(N2)

戦評
 フランス事前合宿における最初のゲームをフランス3部リーグのHazebrouckと行った。開始早々中畠がロングシュートで得点するとその後、門山、東長濱(秀作)が打ち込み、前半10分で105と好調な出だしをきった。攻撃では日本選手のキレの良いフェイント、速いテンポが相手を圧倒し、守備では富田、武田を中心に相手のロングシュートをシャットアウト、GK志水がファインセーブを連発し速攻へつなげ、Hazebrouckに流れを渡さなかった。後半に入り、Hazebrouck1部リーグで活躍していた大型選手を起用して巻き返しを図るが、武藤が体を張って守り抜いた。
 しかし、後半の出だしにシュートミス、テクニカルファウルなどで再三チャンスをものにできず、相手に連続得点を許してしまう。
18分過ぎに数的有利な状況での判断ミス、テクニカルファウルが連続し2424。そこでチームタイムアウトとった。佐藤監督の指示のもと気持ちを切り替えて望んだセブンは、相手が門山にマンツーマンを仕掛けてきたが東長濱(秀作)、海道らが落ち着いてゲームメイク、東長濱(秀希)がサイドから加点、そしてGK志水が相手のチャンスをことごとくセーブし、残り5分を3点リードで迎えた。そのまま慌てることなくゲームをコントロールし、最終的に3228で勝利を収めた。

選 手 前半 後半 合計
志水 0 0 0
地引 0 0 0
東長濱(作) 4 6 10
門山 5 0 5
富田 4 0 4
武田 1 1 2
中畠 1 0 1
武藤 0 1 1
岸川      
服部      
海道 2 2 4
0 0 0
東長濱(希) 0 3 3
棚原 1 0 1
前里 1 0 1
甲斐  0 0 0
合計 19 13 32

ご意見・ご感想は、E-mail: webmaster@handball.jpまで。


[ ホームページ ] へ戻る。