東日本大震災復興支援

The 19th HIROSHIMA INTERNATIONAL GAMES

<<第19回ヒロシマ国際ハンドボール大会>>

<< 兼 日韓定期戦2014 >>

「とどけよう スポーツの力を東北へ!」

< 戦 評 >    6月13日(金)    6月14日(土)    6月15日(日)


6月15日(日)

女子    日本代表 22 (10-10, 12-14) 24 韓国代表
2勝1敗
                    3勝
    
戦評:
 男子に引き続き女子の日韓戦、実力伯仲の両チーム。日本代表は”スーパーセル”で積極的なディフェンスを、韓国代表は逆に
6-0と高さを活かした守りで対抗する。出だしから気合十分の両チームだが、硬さからか
5分過ぎまで日本代表は得点なし、
韓国代表は速攻などで得点し、3-0とリードを奪う。日本はようやく
8分に初得点、落着きを取り戻したか、こここから徐々
24番原の連続得点で3-6と追い上げる。攻撃でリズムが出てきた日本は、守りも機能し始め、韓国に得点を許さない。
20分まで6-7と1点差に詰め寄る。終盤に入っても一進一退の攻防は続き、2640秒に日本が藤間の好セーブから速攻で得点
を挙げ9-9の同点とする。白熱した展開の中10-10で前半を折り返した。

 後半も出だしから激しい攻防が続く、両チーム退場が相次ぐ中、7分過ぎには日本が13-12と1点差のリード。韓国代表も
負けじとポスト、サイドから得点を挙げ14-13と逆転し一進一退の攻防が続く。中盤に入り、攻めあぐねる日本に対し、
韓国は速攻から得点を挙げ、18-16と
2点差をつけたところで日本がタイムアウトを請求。落着きをとり戻した日本は、
粘りを見せ、韓国代表についていく。
22分過ぎまで21-19と得点差は変わらず、終盤を迎える。25分には7mスローを原が決め
1点差に。すかさず韓国7番がうち返し、2点差と息詰まる展開に。残り90秒を切ったところで韓国代表がタイムアウトを請求。
直後のノーマークシュートをGK飛田がセーブ、日本
1点ビハインドで残り48秒でタイムアウトを請求、最後の攻撃にかけるも
ミスから最後は7mスローをねじ込まれ万事休す。男子と同様2点差で惜敗した。最終スコアは24-22で韓国代表が勝利した。

 
  
個人得点
      本多:5点、原:4点、石立:3点、石野・横嶋(か)・田邉・池原:2点、角南・相澤:1点
 
 
女子    広島メイプルレッズ 32 (16-11, 16-14) 25 SKオーフス
1勝2敗
                          3敗
    
戦評:
 メイプルはスローオフオフから47秒後に松村のサイドシュートが決まり先取点を奪う。一方オーフスも11レストリーネの
サイドシュートですぐに追いつく。その後はメイプルのキーパー田口のナイスセーブと宋のミドルシュートで序盤はやや
メイプルが押し気味で試合を進める。中盤も試合の流れは変わらず、増田、宋が切れの良いシュートを次々に決め
17分には
10-5とリードを広げる。オーフスはセットオフェンスで攻めの幅が中央に寄り過ぎてなかなか点差を詰めることができない。
メイプルはディフェンスの詰め遅れで
24オーレンドルフのロングシュートやマークミスで31ブルスホイのポストシュートを
許すも正確なコンビプレーで着実に加点し主導権を渡さない。また、速攻の戻りも速く追い込んだ状態でシュートを打たせ
田口が止めるパターンに持ち込み得点を封じた。前半は
16-11のメイプル5点リードで折り返す。
 後半もオーフスのディフェンスの隙を突きメイプルは大前のボール回しから増田のロングシュートや門谷のサイドシュート、
高山のポストシュートと多彩な攻撃が次々に決まりリードを広げていく。オーフスも必死の反撃に出るがシュートの精度が
悪くゴールネットを揺らすことができない。メイプルはオーフスのシューターの焦りを誘い、パスミスを速攻に結び付けて
加点し試合の流れを一気に引き寄せた。後半
16分過ぎには29-1910点差をつけて試合を決定づけ、20分過ぎには若手の
メンバーに変える余裕も見せた。結局スピードで勝るメイプルが、
32-257点差でオーフスを下した。
 
 
個人得点
      増田:8点、宋・松村・笠木:5点、門谷・高山:4点、大前:1点

 

6月14日(土)

男子    日本代表 22 (13-11, 9-13) 24 韓国代表
                       
    
戦評:
 リオ五輪出場を目指す日本は宿命のライバル韓国を迎え、新生松井ジャパンの負けられない戦いが始まった。
先制したのは韓国。3-2-1ディフェンスを攻めあぐめる日本のあせりを誘い速攻で先取する。一方日本も
負けじと高智のミドルが立て続けに
2本決まり逆転する。すぐに韓国は岸川の退場時に追いつき、その後は両
キーパーのナイスセーブによって引き締まった試合となった。韓国は日本のパスミスをつき
4-2とリードするも
日本も高智の
3連続シュートとポストのスカイで追いつく。18分には6-6の同点、その後も一進一退の展開が続く
が日本は
23分過ぎに信太の粘り強いポストシュートが決まり、再び9-8と逆転する。その後は韓国のキムミョンの
ポストに苦しむものの野村、岸川、石川が要所でシュートを決め
13-11の日本の2点リードで折り返す。
 後半の出だしは日本ペースで進んだが、韓国は信太の退場に乗じてサイドシュートを確実に2本決めて追いつき、
ついにチョンハンのシュートで
16-15と再逆転する。韓国はリーの再三にわたる好キープで手に汗握る白熱したゲーム
となる。
20分過ぎに1点リードされた韓国はタイムアウトを取ったのちペナルティを決め20-20の同点に追いつく。
その後コキョンス
のカットイン決まり韓国1点リード。試合は終盤まで1点差の緊迫した展開が続いたが残り20秒で
韓国は勝利を決めるポストシュートを決め
24-22で韓国が定期戦を制した。
  


個人得点
       高智:4点、小室:3点、小澤・渡部・石川・信太・元木・岸川:2点、成田・野村・千々波:1点

 
女子    日本代表 22 (12- 7, 10-13) 20 SKオーフス
2勝
                       2敗
    
戦評:
 SKオーフスのスローオフで試合開始。両チーム,ボールが手につかずミスが目立ち思うようにシュートで終える
ことができなかった。ゲームに流れができたのが,日本代表が警告ペナルチィーを獲得し先制。それを期に日本代表
に勢いがでて3点差まで開いた。SKオーフスが勢いを抑えようと3分過ぎと早くにチームタイムアウトを取った。
その後も1点を失うSKオークスだが,タイムアウトが功をそうしたのか1点差まで追いつき日本代表の警告プレー
を誘った。しかし流れを掴みきる切ることができず,19分過ぎにSKオークスが2回目のチームタイムアウトを
取った。組織的にディフェンスをして速いオフェンスをしかける日本代表にSKオークスは単発的なオフェンスとなり
点差が5点開き12-7日本代表優勢で前半を終えた。

 後半開始前半とは動きの違うSKオーフス。体格差を生かしたロングシュートと果敢にディフェンスの間を攻める
プレーが目立った。しかし日本代表は動じなかった。点差が縮まることなく9分まで点差は拮抗していた。追いつけ
ないいら立ちがプレーにも表れSKオークス4番が退場した。点差の縮まらないSKオークスが18分過ぎに最後の
タイムアウトを取った。しかし試合の流れは変わらず,23分にはリズムに乗りきれない日本代表がタイムアウトを
とった。試合終了間際にようやくSKオークスがに流れが来た。日本代表のミスからワンマン速攻。キーパーの好セーブ
もあり勢いに乗り3連取。しかし時間がなく追いつくことができず,22-20で日本代表が逃げ切り試合を終えた。

  
個人得点
       横嶋(か)・石立:5点、田邉:3点、角南・相澤・東濱・池原:2点、勝連:1点

 
女子    韓国代表 30 (13-16, 17- 5) 21 広島メイプルレッズ
2勝
                       2敗
    
戦評:
 昨日、日本代表を相手に接戦を演じ、惜しくも金星を逃した地元広島メイプルレッズは、強豪韓国代表
との一戦。出だしリズムよくボールが動き、
2連取したメイプルに対し、韓国代表はメイプルの高いディ
フェンスに苦しみながらも、高さと強さで対抗、前半
7分までメイプルリードの3-2と接戦。中盤を迎え
てもディフェンスが機能しいるメイプルはGK田口の好セーブもあり主導権を譲らず、
13分まで7-6と
リードを守る。ここから守りの足が止まった韓国代表からミドル、ポストと連続
3得点を挙げたメイプルが
一気に加速、
15分過ぎまでに10-6と4点差に、ここで韓国代表はたまらずタイムアウトを請求した。タイム
アウト後鋭い
11から2連取して追い上げを図りたい韓国代表だが、攻守ともリズムが悪く、点差を詰めること
ができず、
23分まで13-9と4点差のままゲームが進んだ。終盤に入っても流れは変わらず、前半を16-13
のメイプル
3点差リードで折り返した。
 後半に入り、攻撃にリズムが出てきた韓国代表は早々と5分過ぎには18-17と逆転に成功した。疲れの見え
始めたメイプルに対し、韓国代表は地力を発揮、攻めあぐねるメイプルをしり目に、速攻で着々と加点、
13分過ぎ
までに23-18と
5点差に広げ、ゲームの主導権を握った。メイプルはたまらずタイムアウトを請求、その後
得意のフォーメーション攻撃で活路を見出そうとするが、シュートが決まらず苦戦、GK田口の好セーブに助け
られながら中盤に入る。粘りを見せたいメイプルだが、ことごとくシュートを阻まれ、得点ができない、終盤に
入ってもじりじりと点差を開けられ
24分には28-19と9点差に差を広げられた。最後まで必死の戦いを見せた
メイプルだが、力及ばず韓国代表に屈した。最終スコアは30-21。

  
個人得点
       増田:9点、宋・高山:4点、松村:3点、大前:1点

6月13日(金)

女子    韓国代表 34 (15-14, 19- 8) 22 SKオーフス
1勝
                       1敗
    
戦評:
 2014年ヒロシマ国際のオープニング飾る一戦は韓国代表とハンドボールを国技とするデンマークから
クラブチームを迎えての戦い。出だし堅さが取れない両チームは
5分まで2-2とロースコア。徐々に
ペースを上げてきた韓国代表は、セット、速攻から得点を挙げ
9分過ぎまでに7-3と4点差に、SKA
も負けじと速攻、サイドから3連取して1点差に詰め寄る。中盤に入っても両ゴールキーパーの好セーブ
で得点差は開かず、緊迫した展開に。逆転を許した韓国代表は19分にチームタイムアウトを請求、ここ
からすかさず2連取して逆転、SKAも7番が打ち返し、同点と終盤まで一進一退の攻防がつづいた。
SKAゴールキーパーの好セーブもあり、前半は韓国リードの15-14で折り返した。

 後半出だしから韓国代表は積極的に前に出るディフェンスに変え、相手の攻撃ミスから速攻を繰り出し、
6分過ぎまで一気に5点差、20-15とした。ペースを上げてきた韓国代表は徐々に力の差を見せつけ
差を広げる
14分までに23-15と8点差に。SKAも負けじと24番がミドルを打ち込むも、退場者が
出てなかなか点差を詰めれない。終盤に入っても韓国代表の優勢は変わらず、34-22で試合終了。
韓国代表の貫禄勝ちとなった。

 
女子    日本代表 27 (12- 9, 15-13) 22 広島メイプルレッズ
1勝
                       1敗
    
戦評:
 メイプルスローオフで試合開始。3-3ディフェンスでプレス気味に守る日本代表が、速攻で優位に立ち、
前半10分で4-2とリード。メイプルも食い下がるが、シュートミスが目立ち、点差が詰まらない。メイプル
新人松村のサイドシュートが決まり20分過ぎで、6
-5と一進一退の攻防が続いた。膠着状態の25分過ぎ
日本代表東浜のロングシュート等が決まり10
-6と4点差に開いた。メイプルはディフェンスの足がよく動き、
速攻でチャンスをつかむが、ノーマークシュートの確立が悪く追いつききれず、12
-9と日本代表のリードで
前半を終える。

 後半は立ち上がりから激しい攻防が続き、一進一退となったが、6分日本代表石立の退場でメイプルがノーマーク
を作って、1点差に迫る。が、追いつききれずにいるところを、日本代表す並みの4連続得点で再び3点差と突き
放した。20分ころから攻防が激しくなり、お互いに退場者が続出し、ゲームが大味になりかけた。退場者が出た
ところをついてメイプルが2点差まで迫るが、肝心なところシュートミスが目立ち、東浜や石立が確実にポイントを
重ねた日本代表が、27
-22と5点差で逃げ切った。
 
個人得点
       日本代表  石立:10点、角南:5点、東濱・田邉:3点、本多・横嶋(か):2点、横嶋(あ)・原:1点
     
       メイプルレッズ 高山:7点、宋・松村:4点、増田・大前:3点、門谷:1点


ご意見・ご感想は、E-mail: webmaster@handball.jp まで。

[ ホームページ ] へ戻る。