<機関誌2005年5月号巻頭言>


「協会要覧」の発行と「がんばれ10万人会」の活性化



                   (財)日本ハンドボール協会常務理事  平岡 秀雄 

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(財)目本ハンドボール協会要覧(規程集)の改訂

 日本ハンドボール協会が昭和56年に財団となり、本協会の規程集が整備されました。そ
れ以降も環境の変化に応じて、委員会規程などが改定されてきました。その間、改訂後の
文書が保存されてきましたが、改訂の経過を伝承できなくなってきていました。そこで、
今回の改訂では改定版を作成するだけでなく、修正案を文書化して改訂の主旨を記録、保
存出来るようにしました。

 改訂に当たって、本協会の常務理事、理事、参事、委員長、事務職員等が細心の注意を
払って参りましたが、まだまだ不備な箇所も有るかと思います。今後も、機関誌読者を含
む関係各位のご協力を得て、より良いものへと繋げたいと考えます。要覧には本協会の委
員会規程などが規定されていますが、その中に「会議録を常務理事会に報告する」ことに
なっています。委員会等の会議録を必ず報告し、本協会の機関誌に掲載すれば、委員会活
動などを全国に知らしめることが出来るとともに、本協会の活動を広く理解して頂く上で
大きな力になると考えます。

がんばれハンドボール10万人会にご理解を

1.迫力ある試合観戦を身近で!

 本年3月の日本リーグプレーオフでは、会場のフロア席に「がんばれハンドボール10万
人会」専用の席を設けました。これは、「特別会員やグランド会員」としてハンドボール
界をサポートする方々が、単に金銭的な支援をするだけでなく、会員となるメリットを今
まで以上に享受でき、魅力あるものとなるように考えたものです。「特別会員とグランド
会員」には、ハガキサイズの特別なADカードを配布しています。今後は本協会が主催する
全ての大会に広げて行きたいと考えています。ハンドボールの熱心なサポーターや、大会
に参加している保護者の皆さんがこぞって入会して頂けることを狙っています。選手に手
が届くフロアで、選手の荒い息使いを聞きながら観戦出来るので、今まで以上にハンドボ
ールを楽しんで頂けると確信します。

2.会員増で増収を!

 ご存知のように「がんばれハンドボール10万人会」は、ハンドボールのサポーター(選
手、役員、「サポーター会会員」)を10万人とし、社会的認知度を高めるためのものです。
現在は9万2千人から9万3千人の会員となっています。あと少しで10万人の会員数を達
成できます。そのため、上記の特別会員やグランド会員だけでなく、各都道府県協会でも
登録できる「ファミリー会員やグループ会員」の制度も立ち上げ、会員確保に努力してい
ます。特に北海道、福島、栃木、千葉、香川、大分県では、大口会員数となっており、こ
の5県で「サポーター会会員」約2600名の80%を占めています。単純計算ですが、各都道
府県がすべて 100名以上のサポート会を立ち上げ、会員を増やすことが出来れば、目標の
10万人は達成できます。都道府県協会の増収も考慮し、是非皆様のご協力を期待します。


  (財)日本ハンドボール協会機関誌「ハンドボール」2005年5月号より転載