<日本代表女子U-20 2007.2/25〜3/5 チェコ遠征>

≪インダストリアルカップ結果≫


  選手名簿


  試合結果 : 2/27(火)  2/28(水)   3/1(木)   3/2(金)    3/3(土)

  



◆3/3(土)
      日本  27 (12-18, 15- 9) 27  チェコ

≪戦評≫
前回地元での世界選手権で、日本に破れメインラウンドに進めなかっただけに、闘志を燃やしてくるだろうチェコは、前日強豪ロシアに勝っている。
作内のディスタンス、池之端の速攻、沢井のサイドで前日に続きバランスよく加点し、15分まで一進一退。ここから7mスローやノーマークをセーブされ、10分間無得点。しかし残り5分踏ん張り12-18の6点ビハインドで前半終了し、後半に望みをつないだ。
後半、5-1ディフェンスで増田のトップディフェンスが機能し、チェコのテクニカルミスを再三誘発し、連続得点で追い上げ23分に逆転。残り5分間の戦い方もたくましさが出てきた。残り1分作戦タイムからシステムが崩れたが作内の渾身のシュートを決め1点リードで、30秒守りきれば初勝利であったが、不可解なジャッジで増田が退場し、残り3秒で同点とされタイムアップ。しかし場内に詰めかけた多くの観客や関係者から賞賛を受けたことがゲームを物語っていた。世界選手権に勝るとも劣らないレベルのこの大会で時差調整やシステムの成熟が進み、残り2試合は大きく成長し、たくましささえ感じられ、7月のアジア予選に向け大きな成果を得た遠征となった。
≪得点者≫作内11,池之端7,増田・山野・石野2,中西・沢井・樽井1




◆3/2(金)
      日本  30 (14-17, 16-15) 32  オーストリア

≪戦評≫
ポジションチェンジのシステムを昼のトレーニングで確認し、試合にのぞんだ。立ち上がりから動きがよく、ディスタンス、ポスト、サイド速攻とバランスよく得点していくが、相手エースの個人技に失点もしていく。23分までは同点だったが、残り時間ミスを速攻に持ち込まれ14-17で前半を終える。
後半は互いに点の取り合いになった。サイドの岡本、山野、ポストの池之端のシュートチャンスが増えた。残り5分の戦いがこれまでの課題だったが、後半に限れば4-1と最後まで集中できたゲームであった。このようなゲームでミスを1本でも減らし、勝ちにつなげなければいけない。
≪得点者≫作内8,池之端6,岡本5,石野4,山野3,沢井2,増田・樽井1




◆3/1(木)
      日本  20 (10-14, 10-19) 33  スロベニア

≪戦評≫
ユースからジュニアのカテゴリーになり、新しいスタッフでの新しいシステムの習熟と縦への攻めの継続を今回の遠征の目的とした。スロベニアは前2ゲーム、5-1のディフェンスだった。午前中5-1対策でサイド、センターからの走りをトレーニングして試合にのぞんだが、スロベニアは6-0のディフェンスでゲームが始まった。立ち上がり両チームとも固さが見られたが、前半10分過ぎまでリードを奪う。増田の積極的なディフェンスが退場となり、そこから連続失点されたが、戦う姿勢を見せ増田、石野のブレイクスルー、沢井の速攻で追い上げ、前半10-14で折り返した。
後半立ち上がり、作内のディスタンスなど3連取し、1点差に追い上げた。10分過ぎに中西、池之端が続けて退場し、一気に6連取された。前回の大敗の悔しさもあり、選手は最後まで全員で食らいついていった。全後半通じ、7人の退場があり、そのあたりが勝敗のわかれめになった。
≪得点者≫作内6,沢井・鳥飼4,池之端・石野2,中西・増田1


 


◆2/28(水)
      日本  20 ( 8-19, 12-22) 41  デンマーク

≪戦評≫
今大会No.1の実力と見られるデンマーク。鳥飼のディスタンスシュートで始まったが、デンマークのディフェンスにシュートが決まらずそれを速攻に持ち込まれ一気に1-6となる。沢井のガッツあるプレーで食い下がるが、デンマークに4-2ディフェンスにシステムを変えられテクニカルミスを連発。それを速攻にされる。
後半気持ちを立て直して勝負に挑んだ。沢井、作内、池之端ら練習したプレーも見られた。増田をトップにした5-1ディフェンスが機能した。しかしテクニカルミスからの速攻が止まらずデンマークの強さ、完成度の高さを感じた。
≪得点者≫作内6,沢井5,石野3,池之端・鳥飼2,山野・樽井1



  
 ◆2/27(火)
      日本  17 ( 9-12, 8-17) 29  ロシア

≪戦評≫
ロシアスタッフとの話し合いで16名全員ベンチでゲームに参加した。到着翌日のゲームという大変タフなスケジュールであった。しかも強敵ロシアということもあり、全員が向かっていく姿勢を見せた。GK橋本の好セーブもあって前半互角に戦えた。7月のアジア予選に向けての課題である「縦への強い攻め」にこたえるように鳥飼、作内のディスタンスシュートが決まり、25分まで8-8とロースコアながら良いゲームだった。後半12分過ぎから基準の違うオーバーステップ等判定に苦しめられたりテクニカルミスも出始め、連続失点でロシアにペースをつかまれる。樽井、増田の速攻などで食い下がるが、終了間際でまた連続失点され差を広げられ敗退した。
≪得点者≫作内5,樽井3,増田・石野・鳥飼2,塩田・沢井・高良1



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