<2012年5月 日本代表女子海外遠征 試合結果>

  
    ◎2012ロンドンオリンピックIHF世界最終予選 直前合宿
      2012年5月7日(月)〜22(火) ハンガリー、オーストリア遠征

■試合結果   5/9(水)   5/12(土) 5/13(日) 5/16(水) 5/17(木)
5/18(金) 5/20(日)


◆5/20(日)

   日本代表  25 (10-11, 15-12) 23  ANGOLA代表

<戦評>
欧州遠征最後となる7戦目は、一昨日と同じアンゴラとの対戦。
前半、前回よりコンディションがいいアンゴラは動きに迷いがなく、力強くオフェンスを仕掛けてくるが、日本ディフェンスもよく足を動かし対応していき序盤から緊迫した試合展開となる。中盤抜け出したのは日本で、変則的なマンツーディフェンスを仕掛け相手を崩すと2点差にリードを広げる。その後突き放したい日本だったが、シュートミス・パスミスが続き、流れを手放してしまう逆転を許す。終盤は1点差を追いかける状態続き10−11で前半を折り返す。
後半、出だしからお互い退場者を出し5対5の時間帯がしばらく続く。中盤に差し掛かり、前半同様ペースを掴んだ日本は一気に逆転に成功。17分過ぎ19−17としたところで相手チームがタイムアウトを要求。タイム後3点差にしたい日本だったが、ここでもミスが続き19−19の同点とされる。その後終盤まで1点を争う展開が続いたが、残り2分を切ったところ24−22とし1点返されるが、残り30秒でしっかり1点を取り25−23で終了した。


<個人得点>
藤井;8点、上町・小野澤・東濱;4点、石立・早船;2点、高橋;1点




◆5/18(金)

   日本代表  27 (14- 9, 13- 9) 18  ANGOLA代表

<戦評>
欧州遠征6戦目は、ブラジルの世界選手権でベスト8に入り、すでにロンドンオリンピック出場を決めている強豪アンゴラとの対戦。
前半、アンゴラの身体能力の高さを活かした展開にとまどう日本だったが、徐々に慣れてくるとリズムが日本へと傾き始める。ディフェンスで足を動かし速攻につなげ、セットオフェンスでは機動力を活かし得点を重ねていく。一方アンゴラは昨日移動してきたこともありコンディションがよくなく精彩を欠いたプレーが多く、終始日本ペースで試合が進み14−9で前半を折り返す。
後半、立ち上がり日本はオフェンスでのミスが目立ち始め徐々にアンゴラペースとなり、3点差まで詰められる。しかしここから日本はディフェンスで踏ん張りリズムを取り戻すと一気にペースを上げ得点を重ねていく。19分過ぎ22−14とリードを広げたところで相手チームがタイムアウトを要求。タイム後は互いに点を取り合う形なり27−18で終了。


<個人得点>
藤井・石立;6点、上町;5点、小野澤・早船;3点、若松;2点、
植垣、山野;1点



◆5/17(木)

   日本代表  37 (21-13, 16-13) 26  HYPO-B(オーストリア)

<戦評>
欧州遠征5戦目はHYPO Bチームとの対戦。
前半、日本は立ち上がりから相手チームの大型ポスト・センタープレイヤーに対して後手のディフェンスをしてしまい、2人に好きなようにやらてしまう。オフェンスでは簡単に点を取るがディフェンスがしまらず、なかなかリズムが取れない日本。終盤まで同じ流れは続き、ストレスのたまる展開のまま21−13で前半を折り返す。
後半、ディフェンスの修正をはかりたい日本は変則的なシステムで相手オフェンスの足を止めるが、最終的にポストにやられてしまう展開が前半同様目立つ試合運びをしてしまう。相手のイージーミスなどで点差は広げることができたが、ディフェンスの修正ができないまま37−26で終了。

<個人得点>
藤井;7点、永田;6点、小野澤・石立;4点、東濱・若松;3点、
黒木・高橋・山野・早船;2点、上町・植垣;1点





◆5/16(水)


   日本代表  34 (17- 6, 17- 6) 12  NITRA(スロバキア)

<戦評>
欧州遠征4戦目はスロバキアリーグ゙NITRAとの対戦。
前半、立ち上がり日本は植垣のロングシュートが効果的に決まり主導権を握ると速攻でリズムよく追加点を奪っていく。13分過ぎ9−2となったところで相手チームがタイムアウトを要求するが、その後も日本のリズムで試合は進み、17−6で前半を折り返す。
後半も、日本のリズムは変わらず点を重ねていく。相手チームもシュートチャンスを作るが、GK毛利の好セーブに阻まれ得点を取ることができない。10分過ぎには23−7と大きくリードを広げた日本だったが、ここからイージーミスが出始め嫌なムードになる。しかし点差を縮められることはなく34−12で終了した。

<個人得点>
植垣・藤井;5点、小野澤・早船;4点、上町・永田;3点、
高橋・山野・石立;2点、黒木・伊藤・巻・東濱;1点




◆5/13(日)

   日本代表  26 (17-13, 9-17) 30  HYPO(オーストリア)

<戦評>
欧州遠征3戦目は昨日と同じHYPOとの対戦。
前半、昨日のスタートメンバーの変わらない相手に1−4と同じ展開の立ち上がりをしてしまう。しかし今日はディフェンスで粘り強く守り相手オフェンスの芽を摘むと、オフェンスでもリズムよく得点を重ね逆転に成功し、その後も日本ペースで試合を進める。24分過ぎ16−12となったところで相手チームがタイムアウトを要求。タイムアウト後互いに1点を奪い合い17−13で前半を折り返す。
後半、立ち上がりに気をつけたい日本だったがオフェンスでのシュートミスが目立ち始める。7分過ぎに18−18と同点に追いつかれてからは、1点を争う攻防が中盤すぎまで続く。ここで踏ん張りたい日本だったが、ノーマークシュートのチャンスを相手GKの好セーブにより阻まれ、逆速攻で連続失点をしてしまい一気に相手にペースをもって行かれしまう。終盤なんとか食らいついた日本ではあったが26−30で終了した。


<個人得点>
永田:7点、上町:5点、植垣・石立:3点、東濱・早船:2点、
藤井・小野澤・巻・若松:1点




◆5/12(土)

   日本代表  24 (15-20, 9-23) 43  HYPO(オーストリア)

<戦評>
欧州遠征2戦目はオーストリアリーグ名門のHYPOとの対戦。
前半立ち上がり、日本はオフェンスミスが続き1−4とリード許す。その後も日本はミスを連発し、ディフェンスでも修正できずに12分過ぎ4−10とリードを広げられたところでタイムアウトを要求。タイムアウト後、日本はようやくリズムを掴むと徐々に点差を縮め終盤27分過ぎ15−18と3点差までつめたところで相手チームがタイムアウト。残り2分日本は踏ん張りきれず2連取され15−20で折り返す。
後半、日本は前半同様ミスを連発し一気に点差を広げられてしまう。9分過ぎ17−30とされタイムを要求するものの、ペースは変わらず、メンバーを入れ替えた相手チームだったが戦力は落ちず24−43で終了した。

<個人得点>
石立:5点、上町:4点、若松・早船:3点、植垣・藤井・小野澤:2点、
伊藤・山野・永田:1点



◆5/9(水)

   日本代表  29 (12-14, 17-14) 28  VAC(ハンガリー)

<戦評>
ロンドンオリンピック世界最終予選前の欧州遠征第1戦は、ハンガリーのVACとの対戦。
前半立ち上がり、先取点を奪われるものの3連取で3−1と好調なスタートをきった日本。しかし相手チーム3番の強引な突破に受身になり失点を重ねてしまう。14分過ぎ、日本は6−8とリードされた場面でタイムアウトを要求。タイムアウト後、落ち着きを取り戻した日本は石立の個人技などでリズムをつかみ、20分過ぎ10−9とリードする。ここで相手チームがタイムアウトを要求。終盤まで一進一退の攻防が続いたが28分過ぎから3連取を許し12−14で前半を折り返す。
後半、一人少ない日本はディフェンスからスタートで得点を許し3点差となる。なかなかリズムにのれない日本は3〜4点差を追いかける我慢の時間帯が続く。しかし中盤から相手のミスなどもあり徐々に点差を詰め、18分過ぎにようやく21−21と同点に追いつくと、ここからお互い一歩も引かない試合展開となる。終盤1点差をリードした日本はなんとか逃げ切り29−28で終了した。

<個人得点>
小野澤:6点、藤井・若松:5点、東濱・石立・早船:3点、
高橋・上町・植垣・永田:1点




ご意見・ご感想は、E-mail: webmaster@handball.jp まで。

[ ホームページ ] へ戻る。