<第6回アジア男子ジュニアハンドボール選手権大会>
 (1999年世界男子ジュニア選手権予選)



日本の試合結果


<第3戦(9月1日(火))>

クウェート  24 (11- 9, 13-11) 20 日  本

<戦 評>

 試合開始からクウェートのペースで3−1、日本のチャンス7mスローもクウェートGKにはばまれる。必死のディフェンスの日本チームに10番太田,3番山口にイエローカードが出される。しかし、今までの試合のようには消極的にならず、積極的なアタックディフェンスとコンビの良さで防御固く、クウェートに加点をさせなかった。日本は攻めまくり再三シュートをはずすが、15分〜20分の5分間に5得点して7−8と追いつく。クロスゲームが続き前半のラストスパートのとき、No.9筆吉が退場、3点差とされるが、No.17 佐々木が決めて前半を9−11で折り返す。
 後半、21秒にNo.17 佐々木がゴールして1点差、1〜3点を追いかけるクロスゲームが10分過ぎまで続く。11分にNo.7前田,12分に10番太田が決めて15−15の同点、14分にNo.3山口がゴールして16−15と逆転、初めてリードを奪う。しかし、No.5小倉が退場する間に、クウェートのエースNo.15 FARHANに3連続ゴールを奪われ、18−21。反撃を開始した日本は、No.10 太田,No.7前田とゴールして20−21、残り5分、日本ベンチ勝負作戦に掛けた時、訳のわからぬオフィシャルブザー、両チームベンチ前で作戦ミーティング、このときクロアチアレフェリーがNo.9筆吉がサイドラインを踏んでいるので不正入場2分間の退場を告げる。中近東チームクウェートに味方ありあり、その間に3ゴールされ万事休す。IHFの派遣レフェリーまでがアラブ中近東チームに味方。難癖判定や退場がなければ日本に勝利があったと思われ誠に残念であった。
 日本チームは善戦、最高の出来であり、日本人会応援団も惜しみない拍手であった。(団長 北岡)




<第2戦(8月30日(日))>

チャイニーズタイペイ  35 (17-13, 18-15) 28 日  本

<戦 評>

 試合開始早々27秒に台湾11番に先行されるが、日本の6番阪が返して同点。2分に5番小倉,2分30秒に2番沢田に警告、日本のディフェンスが消極的になったところをたてつづけにゴールを割られ、15分過ぎには5−10とダブルスコア、日本ベンチ、たまらずチームタイムアウトをとり、戦法を指示、連続2ゴールを返しリズムに乗ったところ、日本の9番筆吉が退場となり、勢いがとまる。前半残り5分間に2番沢田が連続3ゴールを決め13−17と追い上げ後半に望みをつなぐ。
 後半立ち上がり10分間でハーフタイムの作戦指示が図にあたり、5連続ゴールで18−18と同点。追いついてホッとしたのか、その後パスミスを連発、逆に拾われ得点を許し23−30、5番小倉の退場の間に台湾11番 Y.Kuoに加点され9点差をつけられ万事休す。17番佐々木が得点して意地をみせるが、台湾の勝利への気迫が日本を上回った。
 最後まで拍手を送っていただいたバーレーン日本人会応援の方に感謝いたします。(団長 北岡)




<第1戦(8月28日(金))>

大韓民国  29 (14-13, 15-14) 27 日  本

<戦 評>

 試合開始早々に日本の前田(7番)のシュートで先制、両チーム互角のクロスゲームで18分過ぎの9−8と日本が先行リードだったが、20分までの2分間、日本は得点できず、逆に韓国にミスにつけこまれて得点を許し、9−10とリードされる。日本ベンチはチームタイムアウトをとり、策をさずけて再開、フォーメーションから5番小倉がゴールして同点、その後のシュートを韓国GKにはばまれ2点差をつけられたが、クロスゲームで前半を1点差を追う展開で終了。
 後半5分過ぎまで17−17と互角。6分に7番前田、9分に8番柳本が続けて2分間の退場をとられ、その間に3点差の19−22とされる。試合終了5分前に日本のGK高木のファインプレーなどゴールを守るが、攻撃でシュートミスを連発、何度も同点にして逆転チャンスがあったが、ノーマークシュートをはずしたのが命取りとなった。1点差を残り30秒、同点にしたいためのオールコートマンツーマンディフェンスをパスでつながれ2点差となった。
 バーレーン在住の日本人会の応援に励まされた。目黒バーレーン大使が応援に駆けつけて激励してくれた。心より感謝申し上げます。(団長 北岡)