第9回アジア女子選手権(2003年世界女子選手権アジア予選)



日本の試合結果   第1日目(7/26(金))  第2日目(7/27(土))  第3日目(7/28(日))

          第4日目(7/30(火))  第5日目(7/31(水))


◆ 第5日(7月31日(水))


中   国  29 (15-10, 14-13) 23 日  本



<日本チーム得点>

金城=6、田中(美)=4、佐久川=3、山田=3、青戸=2、

稲吉=2、早船=2、藤浦=1



<戦評>

 勝つことで世界選手権に出場できる大切なゲームであったが、開始20秒で簡単に先取

され全員が浮き足立ったスタートとなった。常に中国にゲームを支配され前半は4から6

点のビハインドでの内容であった。

 ディフェンスを攻撃的なシステムにして対応し、相手攻撃のリズムをこわすもののシュ

ートミスの連続で得点が伸びず、ディフェンスでの頑張りに期待するも、最終的にポス

ト、ロングと得点を許し23-29と6点差で終了した。

 4大会連続で世界選手権に出場していたが、出場を止めたことに対する責任を痛感して

いる。17名の選手は本当に最後までよく戦ってくれた。

(監督 西窪勝広)




◆ 第4日(7月30日(火))


韓   国  31 (14- 9, 17-13) 22 日  本



<日本チーム得点>

山田=11、田中(美)=6、藤浦=2、早船=2、金城=1



<戦評>

 開始1分韓国の先取点でスタートしたが、ディフェンスの頑張りで5分間この1点のみ

でしのぎ全日本も5分に山田の7mスローで得点し1-1とする。10分山田、田中(美)

で得点し、ディフェンスでも青戸、大石、藤浦とGKの田中(麻)の活躍で3-3の内容で

あった。しかし攻撃面で韓国の高い壁を打ち抜けず前半20分で7-12とリードされるが、

GK田中の攻守で得点差がつかず9-14で前半を終了する。

 後半、速攻を主体とするディフェンスシステムに切り替えたことと、全員の走力でディ

フェンス力もアップし、田中(美)、山田の速攻で残り10分21-24まで追い上げるが、

最終的に長身者のロングシュートを止めることができず22-31で終わった。

 明日、世界選手権の最終枠をかけて中国と3,4位決定戦に臨む。全員で勝ち取りたい

ものです。決勝は地元カザフスタンと韓国との対戦。




◆ 第3日(7月28日(日))


カザフスタン 27 (15-10, 12-14) 24 日  本

                            (2勝1敗)



 この結果、日本は2勝1敗でB組2位となり、30日(火)の準決勝で

A組1位の韓国と対戦する。



<日本チーム得点>

藤浦=2、田中(美)=4、稲吉=1、佐久川=5、金城=5、山田=5、早船=2





<戦評>

Bグループ最終戦、地元カザフスタンとの戦い、勝って1位で順位決定戦に臨みたいゲー

ムであった。

立ち上がり、カザフスタンの180cmのポストプレーヤーに注意をしすぎ、ミドルシュ

ート、速攻でリードされる。攻撃でも相手DFの壁を破ることが出来ず、なかなかリズム

がつかめず2-7とリードされたところでGKを山下から田中にチェンジした。田中の攻

守でリズムをつかみ、5−7と追い上げるが、ポストプレーヤーを止めることが出来ず、

前半だけで7mスローを3本も取られ、10-15で終了。

後半DFを一線(6-0)に変えて対応した事で、相手攻撃のミスが多発し、速攻、田

中(美)のミドルなどで2点差まで追い上げるが、最終的に大型ポストにボールが通り、

合計7本の7mスローとポストで5点を取られ、チームの課題であったダブルポスト対応

が出来ず、Bグループ2位で順位決定戦に臨むこととなった。順位決定戦の1戦目は韓国と

なったが、世界選手権進出の3位以内の目標に残り2試合全力で戦いたい。

(監督 西窪勝広)




◆ 第2日(7月27日(土))


日  本  53 (23-12, 30- 7) 19 ウズベキスタン

(2勝)                       



<日本チーム得点>

山田=9点、青戸=7点、佐久川=7点、羽出重=6点、早船=5点、藤浦=4点、金城

=4点、河本=3点、田中(美)=3点、中村=3点、稲吉=2点



<戦評>

昨日のチャイニーズタイペイ戦で基本的なリズムがつかめず、厳しい戦いとなって、気持

ち的な切り替えが心配であったが、全員が気持ちを切り替えて第2戦に臨んでくれた。

前半8分までは得点の取り合いとなったが、ディフェンスの頑張りで、佐久川、河本の速

攻でリズムをつかむが、7mスローを4本もはずし後半の課題となった。

後半、明日のカザフスタン戦へ臨むにあたり、全員に気を引き締めて戦うようにと指示す

るが、点差がつくに連れ単純なミスを連発し反省材料となった。明日は地元カザフスタン

との戦いである。大量得点後の第3戦、再度全員の気を引き締めて臨まないと厳しい戦い

になる。

(監督 西窪勝広)


◆ 第1日(7月26日(金))


日  本  22 (13- 8, 9- 9) 17 チャイニーズタイペイ

(1勝)



<日本チーム得点>

金城=6点、田中(美)=5点、藤浦=5点、山田=3点、青戸=1点、稲吉=1点、

早船=1点



<戦評>

ゲームスタート金城の先取点でリズムをつかむかに見えたが、オーバーステップなどでリ

ズムを崩し、前半15分で1点リードされ3-4と厳しい戦いになった。しかし、山田の

7mスローで同点とし、田中(美)のカットインなどで10-6リードし、チームに落ち

着きがみえ13ー8で前半を終了する。

後半スタート時ディフェンスの頑張りで速攻が出始めるが、シュートミスで再度自分たち

のリズムを崩し、逆にチャイニーズタイペイの逆速攻を受け後半9−9のゲームとなっ

た。初戦を白星でスタートすることが出来たが、基本的なミスをチームから一つでも消し

去ることが第2戦の課題となった。

(監督 西窪勝広)