<IHFニュース 2000年第9号>
  このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
  プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
  ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。
フランスで開催の2001年男子世界選手権組合せ抽選会:アジア代表を除き全出場国揃う
世界選手権抽選会の前に今世紀世界のハンドボールプレーヤーの発表
サウジアラビアのコンチネンタルカップ:スウェーデンが同点ながら、韓国をおさえる
チュニジアのIHFシンポジウムに参加者140名
フランスで開催の2001年男子世界選手権組合せ抽選会:アジア代表を除き全出場国揃う
ヨーロッパハンドボール連盟はフランスで開催の2001年男子世界選手権残りの参加国をこの週末に
決定した。これでアジアからの3代表を除き、24チームからなる全出場国が揃った。アジア代表は
8月中に決定される。
選手権大会は1月24日から2月4日までフランスの9都市で行われるが、組合せ抽選会はIHF競
技運営委員会ピーター・ミュルマター委員長(スイス)により6月17日(土)午後4時からパリ・
ベルシーのスポーツホールで行われる。
世界選手権4グループの予選ラウンドに組み込まれる24チームは以下のように6つの層別となった。
 1  スウェーデン   ロ シ ア     スペイン    フランス
 2  スロヴェニア   クロアチア    エジプト    アルゼンチン
 3  ポルトガル    ノルウェー    ド イ ツ    ユーゴスラビア
 4  アルジェリア   アイスランド   アジア1    チュニジア
 5  キューバ     モロッコ     ウクライナ   アジア2
 6  ブラジル     アジア3     アメリカ    チェコ共和国
抽選会のさらに詳細は世界選手権開催国のフランスハンドボール連盟によって発表される。
世界選手権抽選会の前に今世紀世界のハンドボールプレーヤーの発表
国際ハンドボール連盟は6月17日午後3時50分パリ・ベルシーのスポーツホールで、男子世界選
手権組合せ抽選会の直前に、「今世紀世界の男女ハンドボールレーヤー」を公表する。
このスポーツマンとスポーツウーマンは、IHFのパートナーやスポンサーはもちろん、加盟連
盟、IHF代表者とその関係者、多数のスポーツジャーナリストの投票で決定された。
「今世紀世界のハンドボールプレーヤー」の表彰は国際ハンドボール連盟のエルウィン・ランツ
会長(オーストリア)が行う。
サウジアラビアのコンチネンタルカップ:スウェーデンが同点ながら、韓国をおさえる
スウェーデンが韓国、エジプト、サウジアラビア、ブラジルをおさえて優勝 − これが6月4日
から6日までサウジアラビアのダンマンで開かれた、男子ナショナルチームによるコンチネンタ
ルカップの結果である。
スウェーデンが韓国との直接対決で勝っているため、最終日エジプトに破れはしたもののトーナ
メントに優勝、賞金3万米ドルを獲得した。エジプトは韓国に21:22で破れ、ブラジルとは引分
けのため3位に甘んじなければならなかった。サウジアラビアは開幕試合でパンアメリカ代表の
ブラジルに勝ったが4位に終った。結果の詳細は以下の通り。
  エジプト  :韓  国   21:22   サウジアラビア:ブラジル    25:15
  スウェーデン:韓  国   27:24   エジプト   :サウジアラビア 23:20
  ブラジル  :スウェーデン 19:24   ブラジル   :エジプト    17:17
  韓  国  :ブラジル   26:22   サウジアラビア:スウェーデン  24:27
  スウェーデン:エジプト   26:27   サウジアラビア:韓  国    22:30
  1. スウェーデン   4  3  0  1  6:2  104:94
  2. 韓  国     4  3  0  1  6:2  102:92
  3. エジプト     4  2  1  1  5:3   88:85
  4. サウジアラビア  4  1  0  3  2:6   91:99
  5. ブラジル     4  0  1  3  1:7   77:92
コンチネンタルカップにはアジア、アフリカ、ヨーロッパ、パンアメリカの現チャンピオンが今年
初めて顔をそろえた(但しパンアメリカのみ2位チーム)。このトーナメントは今後2年毎に開催
することが計画されており、国際カレンダーの永続的なフィーチャーとなることが考えられている。
IHF評議員会はこの点について第一回トーナメントの報告書の提出があり次第、決定を下す。
チュニジアのIHFシンポジウムに参加者140名
国際ハンドボール連盟が6月23−27日チュニジアのナブールで開催する今年の「コーチ及びヘッド
レフェリーのためのシンポジウム」には世界のあちらこちらから 140名が参加する。専門家たちを
対象にしたこの5日間にわたるこの会議の主要トピックスは、1999年世界選手権の分析と2001年8
月から発効する新規則である。トップコーチの中から特にダニエル・コンスタンティニ(フランス)、
ベント・ヨハンソン(スウェーデン)、ファン・デ・ディオス・ロマン・セコ(スペイン)が講師
として出席する。