<IHFニュース 2002年第4号>



  このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
  プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
  ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。

  • 2003世界選手権:アフリカ予選
  • ユース世界選手権とビーチハンドボール世界選手権:IHFの調査に好反応
  • アルジェリアの辞退を受け男子ジュニアWCは延期
  • 評議員会、構造改革を探る決定はIHF総会の決議次第
  • 新しいビーチハンドボールのルール採用
  • WCヨーロッパ予選では1試合に14選手
  • セイシェルとベトナム、IHFに加盟希望

  • 2003世界選手権:アフリカ予選


    4月19−28日カサブランカとラバトで開催のアフリカ選手権は2003年男女世界選手権予選を兼ねており、その
    参加国が決まる。男子4チーム、女子3チームが来年の同大会の資格を得る。
    
    男子は12チームが登録、4月19−26日予選4グループで争う。
    
      A         B         C       D 
      モロッコ      アルジェリア    エジプト    チュニジア
      コンゴ       コートジボワール  ナイジェリア  カメルーン
      コンゴ民主共和国  アンゴラ      セネガル    ガボン
    
    同期間に女子はラバトで下記グループで争う。
    
      A      B         C
      チュニジア  コンゴ       アンゴラ	
      カメルーン  アルジェリア    コートジボワール
      モロッコ   コンゴ民主共和国  ガボン
      セネガル
    
    両都市での決勝は4月27,28日。
    
    IHFはパンアメリカの男子WC予選を1週間遅らせることに同意。7月8−14日ブエノスアイレス(ARG)
    で3つの枠を争う。
    
    

    ユース世界選手権とビーチハンドボール世界選手権:IHFの調査に好反応


    秋田での素晴らしいプレミアショーに続き、IHFはビーチハンドボール世界選手権を近い将来再度開催する
    ことを願っており、それを定着させたいと思っている。男女ナショナルチームのユース世界選手権も同様に考
    えており、イベントカレンダーに載せられていくだろう。
    
    147 の加盟連盟に対して行った調査の助けを受け、IHFはこれらの行事に対する彼らの興味を現在計ってい
    るところである。現在までのところ彼らの反応は例外なく積極的である。
    
    

    アルジェリアの辞退を受け男子ジュニアWCは延期


    既に報告したように、アルジェリアは国内の災害状況のため2003年男子ジュニア世界選手権開催を辞退したため、
    IHFの評議員会は前回会議でこれを詳細に議論した。同大会は2003年8月24日から9月7日の予定だが、他連
    盟からの開催地立候補の申込みを検討するため、現在のところ延期となっている。
    
    

    評議員会、構造改革を探る決定はIHF総会の決議次第


    IHFはストラスブールで開かれた前回の評議員会会議で、その構造改革を11月サンクトペテルブルク(ロシア)
    で開かれる総会まで延期した。目的は最新かつ効率的でプロとしてのIHF組織を作り出すためである。
    
    この目的のため下記メンバーによる委員会が設立され第1回提案を作成した。
    
      Dr. ムスタファ会長(EGY) ホルムクィスト副会長(SWE) ハーン専務理事(FRA) 
      ロカ財務担当(ESP) リアン評議員(NOR) グンツェル評議員(SUI) 
      ストロムバッハ仲裁裁判所長(GER) コジュコフ同委員(RUS)
    
    草案は評議員会を通過ており、修正後IHF総会で決定される。
    
    

    新しいビーチハンドボールのルール採用


    2001年秋田で第1回ビーチハンドボール世界選手権を経験したIHF競技規則及び審判委員会はビーチハンドボ
    ールのルールブックを再検討し、評議員会も承認済みの有益な修正を行った。新ルールは全世界に適用され、修
    正版はIHF公用語に翻訳後、加盟連盟や興味のある人達に無料で配布される。
    
    

    WCヨーロッパ予選では1試合に14選手


    IHFの承認を得て、ヨーロッパハンドボール連盟(EHF)は今度の2003WC予選では1試合につき14名の選手を
    承認する。これにより評議員会はEHFのこの件に関する動議を許可したことになる。現行の国際規則によれば
    12選手のみが参加資格を持っている。しかしヨーロッパ内で得られた貴重な経験からIHFは特別許可を下した。
    その他、2003年世界選手権では1チーム当り選手14名とすることを一般的に承認した。規則でこのルールを確立
    することは、内規により2004年に決定となる。
    
    

    セイシェルとベトナム、IHFに加盟希望


    セイシェルとベトナムは第148番目と149番目のIHF加盟連盟となりそうだ。両連盟は各大陸連盟(アフリカと
    アジア)に加盟依頼を提出、カサブランカとプサンでそれぞれ開かれる総会で承認されれば、サンクトペテルブ
    ルク(RUS)のIHF総会で正式会員の決定がなされるかもしれない。
    
    147の加盟連盟は各大陸に以下のように広がっている: アフリカ−45、アジア−32、ヨーロッパ−46、オセア
    ニア−5、パンアメリカ−19。