<IHFニュース 2005年08月07日号>



  このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
  プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
  ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。
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  • 2005女子ジュニア世界選手権 in チェコ − 予選の総括:いつものように進んでいるが驚きも

  • 2005女子ジュニア世界選手権 in チェコ − 予選の総括:いつものように進んでいるが驚きも


    タイトルを目指してロシア、韓国、ハンガリーが期待通りに零敗で予選ラウンドを抜き出てきたが、フランス、
    スウェーデン、開催国チェコが本戦ラウンドの一席を求めたが失敗してしまった。
    
    一方で非ヨーロッパのブラジルと日本がヨーロッパの陣地を抜け、世界選手権の次の局面へと道を切り開いてい
    る。さらにノルウェー、デンマーク、クロアチア、ポーランド、セルビア・モンテネグロが大会に残るための勝
    利を収めている。
    
    Dグループのハンガリーとセルビア・モンテネグロ、強豪同士の対決は、セルビア・モンテネグロの印象的なプレ
    ーメーカー、ラディチェヴィッチとラドヴィッチの活躍でふたを開けたが、マジャール人たち(ハンガリー人の
    こと)(ラルスカ、タパイ、ソプロニイ、ホフマン)が20−17の接戦でセルビア・モンテネグロを下した。
    
    はなやかな日本の少女達は頭脳的で当然ともいえるが紙一重の差で、ホームとしての高い期待と常に苦闘してい
    たチェコに対し、26−25で勝利を収めた。チェコは途中では8ゴールの差があったにもかかわらず、この重大な
    試合に勝利を得ることが出来なかった。
    
    Aグループのブラジルはひときわ素晴らしいデムーラ、アモリムに率いられ、新鮮で技術的にも多彩、戦術的に
    も上手なハンドボールを見せた。フランスはノルウェーには勝ち、2004年ヨーロッパ選手権で成功したプレーを
    もってしてもタイには持ち込めず、本戦ラウンドに進むことは出来なかった。
    
    韓国はソン・ハイリム、フ・ハナ、ソンに導かれ常に魅力とスピードに満ち、技術的にも上手で戦術的にも引き
    つけるようなプレーをCグループで見せた。ポーランドもクドラッチス、コズィラ、チザルナを擁して本戦ラウ
    ンドに残ることが出来た。そして得失点差のおかげでウクライナは次のラウンドへの切符を手に入れたが、同ポ
    イントのスウェーデンとアルゼンチンはズリーンの順位決定ラウンドに旅立たねばならなかった。
    
    これらの選手のほか、チュニジアのザクリ(現在のところ39ゴールで得点女王)、アンゴラのフェルナンデス、
    リトアニアのベルナタヴィシウト、中国のシャシャが今のところこの大会の魅力的な競技に貢献している。
    
    本戦ラウンド、順位決定ラウンドは8月8日(月)から始まる。