大会

第23回女子世界選手権

試合詳細

2017-12-03
予選ラウンド
日本 18 - 32 デンマーク

  昨日の初戦の、ブラジル戦での激闘の余韻を残しながら、予選リーググループCの2戦目デンマークとの勝負をかける大きな一戦となった。
  国際大会ではここ数年同グループに入ることが多かった両チームだが、ウルリック監督の母国であるデンマークに対しては十分な分析をして望んだ。日本のスタートはLW松村、RW池原、LB原、CB横嶋、RB角南(ゆ)、PV角南(か)、GK亀谷の布陣で臨んだ。
  スローオフはデンマークからの攻撃、いきなり7人攻撃で日本のオープンディフェンスを崩しにかかる。しかし、先制点は日本、相手のシュートミスから塩田の速攻で1点目をあげる。すかさずデンマークもエース31番のDSで追いつくと、角南(ゆ)のブライドシュートや大山の7mスローなどで3-2と1点のリードを奪う。デンマークもポストサイドでシュートチャンスを作るがGK亀谷の好セーブでなかなか追加点を奪えない。ここでデンマーク大型のポストの1対1で日本の退場を誘い有利に試合を進める。前半11分日本が初めてのタイムアウトを要求、その後もデンマークは高い日本のDFに対してポストにボールを集中させて1対1で突破を狙う。亀谷のファインセーブも随所に見られたが、10分過ぎから12連続得点で大きく差を広げられて前半を終了した。
  後半日本は、角南(ゆ)のアンダーハンドからのシュートで得点をあげ、途中7人攻撃をしかけるなど、何とか点差を縮めたいところだが大事な所でのテクニカルミスでなかなか点差が縮まらない。逆にデンマークは着実にシュートを決め試合を更に有利に進める。
  日本は多田や佐々木、大山などの活躍も見せたが、いかんせん前半につけられた大差が影響し終わってみると、32対18と大きく差を付けられて敗れた。大型ポストに対する守り、オフザボールでの切りなどデンマークは最後まで自チームのやることを徹底してきた差が表れた試合だった。